座る位置と姿勢: 和食を食べる際は、正座や「せり」(足を床につけた座り方)をすることが一般的です。椅子に座る場合でも、背筋を伸ばして正しい姿勢を保ちましょう。
箸の使い方: 箸は一般的に使われる食器です。食べる際は、箸を交差させたり、食べ物を突いたりすることは避けてください。また、箸を直立させて食べ物を供えるのも避けましょう。食べ物を共有する場合、箸を渡し合う際は直接手から手へ渡すのではなく、テーブルの上に置いて渡すよう心掛けましょう。
餐具の使い方: 食事に使う餐具(お椀、お皿、箸置きなど)は、それぞれの使い道に従って使用します。例えば、汁物を食べる際はお椀を手に持って飲み干すような形にして食べます。
料理の順番: 和食では、料理の順番に意味や工夫が込められています。基本的には、季節感や味のバランスを考慮して料理を進めていきます。一般的な順番は、先にお造り(刺身)や冷たい前菜から始まり、温かい料理や煮物、焼き物、ご飯、最後に味噌汁などとなります。
音を控える: 食べる際、大きな音をたてないように心がけましょう。箸を合わせる音や食べ物を噛む音を避けることが良いマナーとされています。
食事を遅らせない: 和食は旬の食材を大切にする文化があるため、食事が運ばれたらできるだけ早く召し上がるよう心掛けましょう。他の人が待っている状態を避けるためです。
残さず食べる: 和食では、食材や料理に感謝の意を込めてできるだけ残さず食べることが望ましいです。無理に食べ過ぎる必要はありませんが、無駄を省く意識を持ちましょう。